TWICE『What Is Love?』歌詞の意味と映画パロディ配役の全貌を徹底解説
2015年にサバイバルオーディション番組『SIXTEEN』から誕生し、アジアを代表するトップガールズグループへと駆け上がったTWICE。数々のヒット曲を生み出してきた彼女たちの中でも、2018年4月にリリースされた5thミニアルバムのタイトル曲『What is Love?』は、現在に至るまで世界中のファンから愛され続けるマスターピースとして知られています。
レトロ調のエレクトロ・ポップサウンドに乗せて歌われる等身大の恋心、そして名作映画のワンシーンを忠実に再現した圧巻のミュージックビデオ(MV)は、K-POPの映像表現における一つの到達点となりました。本稿では、楽曲に込められたメッセージや名作映画のパロディ元ネタ、メンバーの配役対照表、アルバムの制作背景まで、客観的な事実に基づき詳細に紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:『What is Love?』はJ.Y. Park(パク・ジニョン)が作詞・作曲を手掛け、本や映画でしか恋を知らない少女のピュアな憧れを描いた名曲。
- 要点2:公式MVでは『ラ・ラ・ランド』や『レオン』など歴代の名作映画8作品をオマージュし、メンバー9人が男役・女役を見事に熱演。
- 要点3:象徴的な「クエスチョンマークダンス」をはじめ、高い音楽性とキャッチーな振付が融合し、TWICEを象徴する世界的ロングヒットを記録。
J.Y. Parkが手掛けた名曲『What is Love?』の誕生背景とアルバム概要
『What is Love?』は、韓国・JYPエンターテインメントに所属する9人組ガールズグループTWICEが、2018年4月9日にリリースした5thミニアルバムの表題曲です。本作の作詞・作曲およびプロデュースを担当したのは、JYPの創業者でありプロデューサーのJ.Y. Park(パク・ジニョン)。彼がTWICEのリード曲を手掛けたのは、大ヒットを記録した『Signal』以来となります。
アップテンポなダンスビートにトラップのリズムを織り交ぜたレトロなエレクトロ・ポップスタイルの本作は、公開直後から韓国内の主要音源チャートで首位を独占しました。韓国人5人、日本人3人、台湾人1人という多国籍なバックグラウンドを持つメンバーの個性が巧みに活かされており、ミニアルバムにはメンバーのジヒョ、チェヨン、ダヒョンが作詞に参加した意欲的なトラックも収録されています。
歌詞和訳から読み解く「恋への憧れ」と少女たちの等身大メッセージ
本作の冒頭は、「毎日のように映画の中や本の中で、ドラマの中で愛を感じる」という印象的な独白から始まります。タイトルの通り「愛とは何なのか?」という素朴で根源的な問いをテーマにしており、まだ本当の恋愛を経験したことがない少女が、メディアを通じて知った未知の感情に胸を膨らませる様子が描かれています。
サビで繰り返される「キャンディのように甘いというけれど、空を飛ぶような気分だというけれど」というフレーズは、誰しもが思春期に抱く純粋な好奇心を象徴しています。ドラマティックな愛への憧れと、「いつか自分にもそんな素敵な出来事が起きるのだろうか」という微かな不安が繊細に表現されており、派手なガールクラッシュとは一線を画す、TWICEならではの親しみやすさと共感を呼ぶ歌詞構成が高く評価されました。
【元ネタ全網羅】MVで再現された名作映画のパロディとメンバー配役一覧
『What is Love?』の公式MVが爆発的な再生回数を記録した最大の要因は、世界的に有名な名作映画をオマージュした緻密なパロディ演出にあります。パジャマ姿でテレビを囲む9人の少女たちが、映画のワンシーンに入り込むというメタ構造が採用されており、メンバーが本格的な演技を披露しています。
以下の対照表は、MV内で再現された映画作品、モチーフとなった原典、そして各メンバーが演じた役柄の公式配役をまとめたものです。
| モチーフ映画(原題/邦題) | 担当メンバー | 配役・シチュエーション | 見どころ・演出の特徴 |
|---|---|---|---|
| プリティ・プリンセス (The Princess Diaries) | ナヨン | ミア(変身前・変身後のプリンセス) | ボサボサ髪と眼鏡姿から、美しく洗練された姿へと大変身を遂げる王道の変身劇。 |
| ゴースト/ニューヨークの幻 (Ghost) | ジョンヨン & サナ | サム役(ジョンヨン) モリー役(サナ) | 後ろから手を重ねて陶芸のろくろを回す、映画史に残る屈指のロマンティックな名シーン。 |
| ラ・ブーム (La Boum) | ミナ & ダヒョン | ヴィック役(ミナ) マチュー役(ダヒョン) | 賑やかなパーティーの最中、背後からヘッドホンを装着されて2人だけの世界に入る名場面。 |
| パルプ・フィクション (Pulp Fiction) | サナ & ツウィ | ビンセント役(ツウィ) ミア役(サナ) | 黒髪ボブウィッグとスーツ姿で披露する、無表情かつ息の合ったツイストダンス。 |
| ロミオ+ジュリエット (Romeo + Juliet) | ジヒョ & ジョンヨン | ジュリエット役(ジヒョ) ロミオ役(ジョンヨン) | 青く輝く巨大な熱帯魚の水槽越しに、運命的な視線を交わし合う幻想的な出会い。 |
| Love Letter (岩井俊二監督) | ジヒョ & ジョンヨン | 藤井樹/渡辺博子(ジヒョ) 少年・藤井樹(ジョンヨン) | 雪山での「お元気ですか」の名叫びと、図書室の白いカーテンが揺れるノスタルジックな描写。 |
| ラ・ラ・ランド (La La Land) | ツウィ & モモ | ミア役(ツウィ) セバスチャン役(モモ) | 鮮やかな黄色のドレスとクラシックなスーツを身に纏い、夕暮れの街並みを背景に踊るタップダンス。 |
| レオン (Léon: The Professional) | チェヨン & ダヒョン | マチルダ役(チェヨン) レオン役(ダヒョン) | チョーカーにボブヘアのマチルダと、サングラス・ロングコートに観葉植物を抱えたレオンの完全再現。 |
特に話題を集めたのは、ジョンヨンやダヒョン、モモが見せた男装の凛々しさと、各映画の雰囲気に合わせた徹底的な美術セットの作り込みです。単なる真似事に留まらず、TWICEメンバー自身の愛らしさと映画へのリスペクトが絶妙なバランスで融合しています。
中毒性を生み出す「クエスチョンマークダンス」と振付の魅力
視覚的なインパクトを放つMVだけでなく、音楽番組やステージパフォーマンスで披露されたキャッチーな振付も、楽曲のヒットを後押ししました。サビの「I wanna know」という歌詞に合わせて、両手の人差し指で空中に大きな「?」を描くクエスチョンマークダンスは、瞬く間に世界中のファンの間でカバーブームを巻き起こしました。
ハートを手で模る繊細な手の動きや、胸の高鳴りを表現したステップなど、歌詞の情緒をダイレクトに視覚化する振付構成が特徴です。誰でも真似しやすいアイコニックなポイントダンスを取り入れつつ、サビ前後のフォーメーションチェンジは極めて緻密に設計されており、9人組ならではの立体的なステージングを実現しています。
K-POP史における『What is Love?』の立ち位置とロングヒットの理由
数あるK-POPガールズグループの楽曲の中で、なぜ『What is Love?』は時代を超えて聴かれ続けているのでしょうか。その背景には、トレンドに左右されすぎない普遍的なポップスの骨格と、完璧に計算されたコンセプトワークがあります。
2010年代後半、ガールズグループの音楽性は強烈なビートや先進的なエレクトロニックサウンド、あるいは強さを前面に押し出したスタイルへとシフトしていきました。その潮流の中で、本作は王道とも言える親しみやすいメロディラインと、「誰もが共感できる純真な恋心」という普遍的なテーマを貫きました。このクラシックなポップスアプローチが、ストリーミング時代においても色褪せないロングセラーへと繋がっています。
【What is Love?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『What is Love?』の作詞・作曲は誰が担当しましたか?
A1:JYPエンターテインメントの代表プロデューサーであるJ.Y. Park(パク・ジニョン)が作詞・作曲を手掛けました。TWICEの楽曲としては『Signal』以来のプロデュース作品です。
Q2:MVに登場する映画の中で、日本の作品は含まれていますか?
A2:はい、含まれています。ジヒョとジョンヨンが出演するパートで、岩井俊二監督の名作映画『Love Letter』(1995年公開)の図書室のシーンや雪山のシーンが美しくオマージュされています。
Q3:『What is Love?』が収録されているアルバムは何ですか?
A3:2018年4月9日にリリースされたTWICEの5thミニアルバム『What is Love?』に表題曲として収録されています。なお、同年7月にリリースされたスペシャルアルバム『Summer Nights』にも本作が収録されています。
グループのアイデンティティを決定づけた不朽の名作
TWICEの『What is Love?』は、キャッチーなサウンド、共感を呼ぶ歌詞、そして映画へのオマージュを散りばめた独創的なMVが見事に調和した、K-POPカルチャーを代表する傑作です。サバイバル番組『SIXTEEN』から始まった彼女たちのストーリーの中で、グループが持つ健康的で明るいエネルギーを最大限に開花させた記念碑的な作品と言えます。
音楽配信サービスやYouTubeを通じて世代や国境を越えて親しまれ続ける本作は、時を経ても色褪せないポップミュージックの魅力を今なお鮮やかに放ち続けています。 (出典: twice what is love(Yahoo!ニュース))